質問力はビジネスパーソンの必須スキル? 質問できる人になるために

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こんにちは、ライターの花房です。

打合せや会議の場で、「質問したいのに良い質問が思い浮かばなくて結局できなかった……」という経験をされたことはありませんか? 私自身、社会人になって間もない頃は、なかなか質問ができなくて苦労しました。

一方、ライターとして仕事をするうえでは「質問する」という行為は欠かせません。インタビュイーへの質問、執筆する記事対象に精通した方への質問、記事作成依頼者への質問……。と、挙げればキリがないほどです。この記事を書くときでさえ、実は複数人に質問を投げかけています。こんなふうに(決して狙ったわけではありませんが)、質問せざるを得ない環境に身を置いたことで、自然と質問ができるようになっていきました。

一般的に質問とは、自分の中で解決したいモヤモヤを明らかにするためにおこなうものです。誰かに直接尋ねる場合もあれば、メールやチャットを通じておこなう場合もあります。また、Googleで検索するというのも、そういう意味では質問だと思います。そう考えると、何もライターに限ったことではなく、質問とは本質的に多くの人にとって、ごく当たり前の行為なのです。

にもかかわらず、会議になると途端に質問ができなくなるはなぜでしょうか。

今回の記事では、特に新社会人の方に向けて、会議中でも質問ができるビジネスパーソンになるための方法と、質問することによるメリットについてお伝えしたいと思います。

意外と難しい「質問する」という行為

まず大前提としてお伝えしたいのは、会議の場で質問するのは意外と難しいということです。そして、友人や同僚との会話のなかでは自然とできているはずの質問が、会議ではどういうわけかできなくなる。というのが、冒頭の問題提起でした。

これに関して、原因は2つあると私は思っています。
1つは、

  • 話している内容が(その人にとって)難しすぎる

つまり、何を訊けばよいか分からない、何が分からないかさえ分からない状態になってしまっているのです。何が分からないか分からない、とはどういう状態でしょうか。
たとえば、会社の先輩からこんなことを言われたとします。

SassはCSSの拡張言語であり、CSSにはない便利な機能を使用できるので、開発を効率良く進めることができます。しかし、Sassで書かれたスタイルシートをWebで使用するには、SassファイルからCSSファイルへコンパイルする必要があります。
(こちら、弊社のフロントエンドエンジニアが執筆したブログ記事の冒頭文からの抜粋です)

エンジニアの人が聞けば、「そうだよね、じゃあ具体的にどういう方法があるの?」となるのでしょうが、プログラミング言語非ユーザーの私にはさっぱり意味が分かりません。「へえ」で終わってしまいます。
つまり質問をするにはそもそも、話題について一定の基礎知識が必要だということです。

もう1つは、

  • 気軽に質問できない空気感が漂っている

これはきついですね。私もいまだに緊張したり、重い空気に圧倒されてしまうことがあります。それでも自分から一歩踏み込まない限り現状は変わりません。しかし、その空気を変えるのも、「質問」だったりするんです。

質問ができるようになるためには

では、そんなクソ重い空気で激ムズ話をしている先輩・上司に向かって、どうすれば質問ができるようになるのでしょうか。まずは、自分自身がハードルを上げすぎないことが肝要です。

自分でハードルを上げない。そして、数を打つ

会議など、一定以上の緊張感のある場面だと特に、「良い質問」をしなければならないと思い込んでしまいがちです。もちろん発言するからには、誰もがまだ気づいていない核心的な問いを投げかけたいと思うことでしょう。しかしたいていの場合、先輩・上司は経験の浅い人にそんなことを期待しているわけではありません。まずは初歩的な質問でいいんです。Sass(サース)って何ですか? 他にはどんな方法があるのでしょうか?
周りの先輩たちが期待しているのは、純粋な疑問の投げかけだったりします。今日の会議では最低3回発言しよう、と決めて臨んでみてください。

主体性をもつ

また、主体性をもつことも重要です。というより、これが最も大切なことだと思っています。
「先輩・上司がいるから、自分は分からなくてもいいや」という気持ちで臨むのと、「この会議の内容を聞いているのは自分しかいない」と思って臨むのとでは、理解の度合いに大きな差が生まれます。話し合われた内容が理解できていないと質問ができないのは当然ですよね。
たとえば、第一志望の会社の面接に臨むとき、きっとあなたは面接官の話を一言一句逃さず聞いたでしょうし、気になることは質問したと思います。それは、社会人としての自分の人生を左右する、とても重要な場面だったからです。いうなれば、主体性MAXの状態ですね。24時間365日それを続けるべきだ、とまでは言いませんが、自然と質問ができるようになるまでは、それくらいの気持ちでいてもよいと思います。

会議では情報を受け取るアンテナを最大限張り巡らせて、とにかくメモを取りまくるようにするのがおすすめです。

準備する

それでも質問できるか不安になったら、最終手段です。カンペ(カンニングペーパー)を用意しましょう。こういう話になったら、これを訊く。というのを事前に頭の中でシミュレーションして、考えられる質問項目を、PCやメモ帳に箇条書きしておくのです。そして、タイミングが訪れたら、読み上げる。最初はこれで十分だと思います。私も取材時には、必ず事前に訊きたいことを書き出して、さらにいろんな回答を想定しながら質問票をまとめます。そして、取材では質問票という名のカンペを見ながら質問しています。

これは、まったく恥ずかしいことでありません。むしろ、「質問したいんだ!」という積極性があらわれて、先輩や上司など、質問される側は好意的に受け取ってくれるでしょう。ただし、会議に臨むにあたっての基礎知識の勉強が必須であることは忘れてはいけないことです。

質問がもたらす好循環

こんなに必死の思いをしてまで、質問をする意味、メリットは何なのか。結局それが分からないとなかなか頑張れないと思います。意味が分からずやる仕事ほど苦痛なものはないですからね。最後に2つ、質問がもたらす素晴らしい作用についてご紹介します。

人間関係の構築

質問をすることで会話が生まれ、関係性が深まります。関係性が深まると、質問しやすくなります。質問をするたび理解が深まり、仕事がはかどります。そして気づいたときには、仕事にも会社にも馴染んでいるはずです。質問するスキルのことを「質問力」と言ったりしますが、質問それ自体に、とてつもない大きなパワーがあるのです。

課題、機会の発見

また、一つの何気ない質問によって、議論対象の課題が見つかったり、逆に機会を掘り起こす糸口になったりする場合があります。

「これって何の目的でやる(ある)んですか?」
これは、私の個人的なキラークエスチョンです。

目的地さえ分かれば、そこに到達するための行き方として、「こっちの方がいいじゃないですか?」という発想につながるかもしれません。また意外と多いのが、「特に大した意味はないんだよね」という答えが返ってくることです。歴が長くなるほど、今までやっていたことが当たり前すぎて、疑問すら湧かなくなります。そんなとき、あなたの質問が先輩・上司に気づきを与えてくれるのです。意味のないことはやめよう、と。

質問を待っています

最近弊社にも新しいメンバーが加わりました。既存社員からすれば、新入社員からいろんな質問されることは嬉しいことです。なのでどうか必要以上に構えず、ふと気になったことを投げかけてみてください。質問ができるようになると、仕事がもっと楽しくなります。今回ご紹介したことを一つでも試してみていただけると幸いです。そして、弊社について少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、電話・メールでお気軽にご質問ください。いつでも、どんな質問でも、お待ちしています。