動画の基本露出設定

スタッフブログ

初めまして、シネマトグラファーの福井です。

弊社では節句商品をECサイトで販売していて、そのECサイトで使用している画像は、弊社のスタジオで撮影しています。
現在は五月人形の写真撮影がほとんど完了したところです。

次は五月人形の動画を撮影していきます。

動画を撮影していくのですが、久しぶりに動画を撮影するとき、露出の設定がどうだったかなと思ったことはありませんか?
私はすぐ忘れるのでよくあります。

そんなときのために動画の露出の基本をおさらいがてら書いていこうと思います。

露出の設定で大切になってくるのは以下の3つです。

  • シャッタースピード
  • F値(絞り値)
  • ISO感度

動画撮影では、これらをマニュアルで設定して撮影していきます。

シャッタースピード

まずシャッタースピードについてです。
動画撮影で露出の設定をするときは、シャッタースピードから設定します。
なぜなら、シャッタースピードは撮影するフレームレート(fps)によって設定が変わるからです。

フレームレート(fps)とは、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位になります。fpsは「frames per second」の略です。

フレームレートには24fps、30fps、60fpsなどがあり以下のように使い分けをします。

  • 24fpsは、映画でよく使われていて、映像作品感が増す
  • 30fpsは、テレビ番組でよく使われていて、汎用的に使える
  • 60fpsは、スポーツなど動きの速い映像でよく使われていて、リアルさが増す

動画撮影時のシャッタースピードは、このフレームレートと同じか2倍の値で割ったスピードぐらいにするのが基本です。
例えば、フレームレートが30fpsなら1/60秒になります。
60fpsの場合は2倍にすると数値的には1/120秒ですが、1/120秒は無いので1/125秒で撮影すれば大丈夫です。

ただしこのときに気を付けたいのが「フリッカー現象」です。
フリッカー現象とは、撮影した動画で蛍光灯やLEDがちらつくことです。
蛍光灯やLEDの明かりは見えない速さで点いたり消えたりを繰り返しています。東日本では1秒に100回、西日本では1秒に120回点滅をしています。
カメラのシャッタースピードと、この点滅があっていない場合にフリッカー現象は発生します。
なので、例えば東日本ならシャッタースピードを1/100秒に、西日本なら1/125秒にします。

このようなことに配慮してシャッタースピードを設定していきます。

F値(絞り値)

次にF値(絞り値)についてです。

F値の数値が大きいほど、光の量は少なく動画は暗くなり、逆にF値の数値が小さくなると、光の量は多く明るい動画になります。
F値を変えることで、明るさの他にも、ピントの合う範囲が変化します。
またF値の数値が大きくなるほどピントの合う範囲が広くなり、逆にF値が小さくなるほどピントの合う範囲が狭くなります。

まとめると、
F値(絞り値)が小さい=光の量が多い=ピントの合う範囲が狭い
F値(絞り値)が大きい=光の量が少ない=ピントの合う範囲が広い
ということです。

ISO感度

最後にISO感度についてです。

ISOの値が低いと光の量を抑えた動画になり、ISOが高いと光に対する感度が高くなり動画が明るくなります。
しかし上げすぎると動画にノイズが入ってしまい画質が劣化します。

一定の画質を保つためには、ISO感度はできる限り低くした方がよいということです。

したがって照明を用意するか明るい場所に移動して光量を多く撮影するのが基本となります。

この露出の3つ(シャッタースピード・F値・ISO感度)の設定をして五月人形のイメージ動画を綺麗に撮影していこうと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。