「職業、ライター」になって気がついたこと。

スタッフブログ

どうも皆様、初めまして。駆け出しライターの齊藤です。

学生時代に文章の魅力に取り憑かれ、来る日も来る日もキーボードをカタカタ叩いてはや数年。
ブログをやってみたり、好きな商品を紹介してみたり、小説を書いてみたり……
思いつくまま気の向くままに、様々な文章を書き上げてきました。

その甲斐あってか、入社前実力試験を無事合格することができ、今年の8月に弊社・株式会社こまりにライターとして入社することが決まりました。

そこから約4ヶ月、専業ライターとして働いてみて、気が付いたことや再確認したことなどをまとめてみました。

思ってたより書けない😢

語彙力が低い

前述の通り、来る日も来る日も言葉と向き合いながら、
ある時はスイーツ、ある時はアニメーション、またある時は音楽など様々なジャンルの文章を読み、書いてきました。

学生時代から誰よりも文章に対してこだわりを持っていましたし、表現の仕方や単語の意味など、引っかかったものや知らなかったことはその都度調べていました。

ただ、そんなふうに生きてきたにもかかわらず、ライターとして働くようになって一番感じるのが「語彙力が足りない」ということです。
これに関してはきっと何年経っても感じ続けるであろう、ライターの宿命のようなものだと思っています。

弊社の販売事業では主に節句商品を取り扱っているのですが、目の前に並ぶ華やかなひな飾りや五月人形を、私が使ってきた言葉ではうまく表現できなかったりすると非常にもどかしい気持ちになります。

どれだけ自分の世界の中だけで文章を書いてきたかということを思い知りました。

現在は語彙力を伸ばすために、今まで読んでこなかったジャンルの文章を読んで勉強したり、上司である先輩ライターの方に添削やご指導いただいたりしながら、より良い文章が書けるように精進しております。

評価の基準が変わった

ライターとして働き始めてからというもの、自分の文章を評価する対象が自分上司や取引先の方という様に変わりました。
自分ではよく書けていると思っていても、他者から見たらそうでもないなんてことはよくある話で……

そういった認識の違いを少なくする為にも、やはり書く前の準備段階が大切になってきます。

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例えば、A社からライティングの依頼が来たとしましょう。

A社 「今まではゆるっとした感じの文章にしてたけど、今回はきちっとした文章がいいな。こまりさんは節句商品を扱っているし、文章もきっちりした感じだからお願いしたいな」

とそんなふうに思っていただき、お声をかけていただいたとします。

しかし、何も打ち合わせをせず書き始めてしまうと、やはり元々のゆるっとした文章を参考にして作成してしまい、A社の意図と違ったものが出来上がる。そして、提出した後にそのことが発覚するのです。

そうならない為にもどのような文体が良いのか、書いてほしいことや反対に書いてはいけないことなどを細かく打ち合わせし、文章作成を行うことが大切です。

ライターに個性はいらない!?

「そんなことないよ! 個性は必要だよ!」
と、ライターを始めようと思っている方の中にはそんなふうに思われる方も多いと思います。

実際に私も働くまでは”個性”というものが大切なのだと思っていました。

私にしか生み出せない上手い言い回しで読者をハッとさせ、購買につなげていく。
そういったことがライターにとって大切なこと、使命のようなものだと考えていたといっても過言ではありません。

しかしながら、働いているうちに(もしかしたらライターに個性は必要ないんじゃ……)と思いはじめ、日を追うごとにどんどん確信に変わっていきました。

“ライターには個性が絶対必要”と考える方へお聞きしたいのですが、ライターのお仕事というのは、文章と書く対象(商品・人物)のどちらに重きがあると思いますか?

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Thinking Time!

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正解はもちろん書く対象です。

商品の良さを最大限に引き出し、写真や文章、サイトの雰囲気など全てを駆使してお客様に伝える。

そんな中で、果たして文章に個性が必要でしょうか?

売りたいのは商品であって文章ではない

商品販売を目的とした文章作成を行う上で大切なのは、事実を書くということです。
もしくは製作者が伝えたいことを事前に確認し、それを文章として編み直す。

それを自分流にアレンジすべきではないし、製作者の意図に反した文章を書くべきではありませんよね。

例えば、弊社が販売しているお雛様の飾り台 sunset -夕日- を紹介する文章で比較してみると……

①水平線に浮かぶ夕日をモチーフにした丸い屏風

②夜の訪れを知らせる輝きがお雛様を包み込むロマンチックな屏風

どちらの文章の方が商品をイメージしやすいでしょうか?

もちろん①の文章ですよね。

②の文章では、お雛様のおめでたい雰囲気にそぐわないですし、何より読んだ時に一発で理解ができません。

自身の感性を生かすことは大切ですが、文章にまでその感性を最大限に載せ、個性を謳う必要はありません。

初めのうちから個性を出すことを意識して文章を書いてしまうと、安っぽい表現になってしまったり、よくわからない言い回しをしてしまったりするでしょう。

読んで欲しい人達が問題なく理解できて、読んでいる時に違和感を感じない文章

それがライターに求められるものだと思っています。

ライターで個性を出すのは、そういった基礎的な能力が培われてからではないでしょうか。

にほん語ってムズかしい

世界の中でもトップクラスに難しいと言われている、日本語。
それでも日本語を愛し、文章作成を好むからこそ目指したライターという職業。

今日という日まで知らない表現や分からない言葉がないように努めていましたが、それでもなお、知らない言葉や初めてみる言葉などが多く存在します。

知らないだけならまだしも、勘違いしている言葉もたくさん……
ほんの最近まで「ならでは」のことを「ならでば」だと勘違いしていました。
今でも、本当は「ならでば」なのではないかと思うほどです。

この文章を読んでいる方の中にも、私と同じように日本語を間違って覚えてしまっていたなんて方も意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ日本語を間違えていたというだけならただの笑い話で済むのですが、これが仕事となると笑えるような話ではありません。

商品販売ページの文章を読んだときに、不思議な言葉遣いであったり、誤字脱字があったりなど、お客様がすらすらと読むことのできない文章は不安感を与えてしまいます。

通信販売などでは実店舗販売とは違い、商品を手に取ってみることができない分、商品の購入に対して慎重になっている方も多いと思います。
そんな中で、少しでも不安感を覚えるような文章を掲載しているサイトで購入するでしょうか。

答えは、NOです。

もしかしたら、一か八か不安を抱えて購入してくださる方もいるかもしれませんが、売り手側としてもできるだけ気持ちよく購入していただいた方が嬉しいですよね。

その為には自身が書いた文章を常に疑い、日本語のルールに則って正していくことが大切です。
より分かりやすく、読みやすい文章を書けることがライターには求められているのです。

終わりに。

日本語とは奥が深く、きっとこの仕事に従事している限りはずっと勉強を続けていくんだろうなと思います。

こうやって様々な発見があることを、今は大切にしてお仕事に対して誠実に向き合いたいと思います。

このブログはほとんど自戒として書いたようなものなのですが、この文章を読んでいる方で、これからライターを始めようと思っている方の参考になれば嬉しいですし、既にライターとして活躍されている方には初心を振り返っていただける機会になれば幸いです。