それ本当に合ってる?社会人として身に付けておきたい正しい言葉遣い

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皆様こんにちは、ライターの齊藤です。

私事ではありますが、社会人になってあと少しで1年。
学生時代からライターという職を目指していたこともあり、正しい言葉遣いを意識して生きてきました。

しかし、お恥ずかしながら現状ではまだまだ精進が足りないなといった状況😓

ビジネスシーンにおいて、会話というものは必要不可欠。どんなに会話力が高い人でも、間違った言葉遣いで話しをされるとなんだか違和感を覚えてしまいますよね。

正しい言葉遣いは“すれば評価がアップする”といったものではありません。だからと言って間違った言葉遣いのまま過ごしていると、相手を不快にさせてしまったり、社員教育もなっていないのかと自分が所属している会社の評価を下げてしまったりと、良いことはひとつもありません。

正しい言葉遣いばかりに気を取られガチガチになる必要はありませんが、少なくとも他人を不快にさせる言葉遣いくらいは直すようにしたいもの。

では一体どんなものが間違った言葉遣いなのでしょうか?

今回はビジネスシーンで使うには相応しくない、間違えやすい言葉遣いをご紹介。気をつけていてもうっかり言ってしまうフレーズや、多くの人が使っているちょっと意外なものなどを5選お伝えします。

間違えやすい言葉遣い5選

〜の方(ほう)

正しくないと理解しているけれど、語感がいいのでついつい使ってしまう「〜の方」。
よく私は、電話を受けて担当者が席に不在だった際に「ただいま(担当者)の方は、席を外しております」と言ってしまいます💦
この場合は「ただいま(担当者)は席を外しております」というのが正解です。

“〜の方”というのは、どちらか一方を選ぶときや方角などを指すときに用いられる言葉。
「AよりもBの方が好きです」や「それは西の方にあります」が正しい使い方です。

〜になります

「〜になります」は、外食をした時やショッピングをした際に聞く機会の多い言葉で、所謂バイト敬語と呼ばれる言葉遣いです。

「こちら、ハンバーグ定食になります」
と言われた日には、私の性格が悪い部分が少し出てきて(じゃあこのハンバーグっぽいものは一体何?)と思ってしまうのはここだけの秘密。

この場合は「こちら、ハンバーグ定食です」が正解です。

“〜になる”というのは、物事が出来上がったり、今までとは違った状態に変わったりする時に用いられる言葉。
「冬が過ぎて春になる」や「種が成長し花になる」などが正しい使い方です。

了解しました

こちらは、使い方が間違っているというわけではないのですが、場合によっては良くない言葉遣いになる事があります。

例えば…

上司 「齊藤さん、これ月曜日までにやっておいて」
齊藤 『月曜日までですね、了解しました』

というようなやりとりがあったとします。

一見、なんの問題もないような日常の一コマですが、よくよく考えるとなんだか少し引っかかりますね。

そもそも“了解しました”は、「了解」という言葉を丁寧語に言い換えたもの。
この場合、会話している相手が同輩や後輩ではなく目上の人である上司。ですから、謙譲語である「承知しました」が適切です。

なるほど

話を聞いた時に、納得した場合や相槌として使用される「なるほど」という言葉。
語感も良く使いやすいため、口癖として定着してしまっている人もきっと多いはず。斯くいう私もその一人です。

しかしながらこの言葉も、目上の方や取引先の方へ向けて使用するにはあまり良いとは言えません。
「なるほど」という言葉は、相手の意見を評価しているといった印象を与えたり、少し見下したようなニュアンスを感じ取られたりしてしまうことがあるため、使わない方が得策と言えます。

丁寧な言い回しにしようと、「です」や「ですね」を合わせて使っている方もたまに見かけますが、これらも不自然。

この場合の「なるほど」という言葉は感嘆詞に分類されます。
そのため、「おはようです」や「わぁですね」と言わないのと同様に「なるほど」と合わせて使用するのは間違いと言えます。

この場合は「確かにそうですね」「おっしゃる通りです」などが適切です。

お名前を頂戴する

電話を受けた際に相手の名前をうっかり聞き漏らしてしまった時
「恐れ入りますがもう一度お名前を頂戴してもよろしいですか?」と言ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、正しくない使い方なんです。

「〜を頂戴する」という言葉には、“何かをもらって自分のものにする”という意味が含まれています。
それが品物であったり、時間であったりすることはありますが、そもそも貰うことのできない「名前」と組み合わせて使用するのは正しいとは言えません。

相手に名前を聞きたい場合は「お名前を伺ってもよろしいですか」「お名前をお教えいただけますか」などを使用するのが適切です。

まとめ

今回は、社会人として身につけておきたい正しい言葉遣いについてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

日本語は時代と共に変化し正解のない言語になりつつありますが、ビジネス会話に使用される日本語には答えがあります。正しい言葉遣いを知り使うことのできる、魅力的な社会人を目指して頑張りましょう。私も一緒に頑張ります!