事業会社内webディレクターの仕事【アパレル開発×EC制作編】

スタッフブログ

こんにちは!
株式会社こまり 制作部のWebディレクター 中村です!

最近、どんな気持ちでお洋服を見たり、買ったりしましたか?

コロナの外出規制、その後も自主的に外出を控えたり、新しい洋服を買っても友達や大切な人にお披露目できるシチュエーションってすごく限られてましたよね。
「新しい服を買ってもなぁ〜……」という言葉をSNSでよく見かけましたし、私もそう思っていいなーと思う服を見ても、買い控えしてました。

そんな中で、担当した自社アパレルブランドのEC事業。
贔屓にしてくださっているお客様と、オンラインで直接お話しするチャンスに恵まれた時のことです。

お客様「自分のテンションをあげるために、周りの状況は関係なくいつも通り買うんですよ。めっちゃ楽しいですよ!」

ネガティブに気持ちを持っていかれないよう、自分の機嫌は自分で取るとてもシンプルな方法。
弊社の商品を着こなして、画面越しに子どもみたいに嬉しそうに話すお客様と、こんな風に愛された自社商品に携われたことを誇りに思いました。

閑話休題。

今回は、自社アパレルブランド×ECサイト制作ディレクションが初体験な私(事業会社の社内webディレクター)が、webディレクターとアパレル業界のある職種との共通点を、今後のリソースとして自分の視点でまとめたいと思います!

異なる職種の共通点が見えてくると、すでにある自分のスキル・知識の棚卸しが出来ます。
さらにその1つ1つを高めていくことを目指したり、足りないなと感じれば身につける気持ちになったりと、新たな道筋が見えたりも!
そのためには、これからお話しする職種について、それぞれの役割を理解しておく必要があります。

事業会社のwebディレクターの役割

まず、一般的な自社事業における社内webディレクターの役割を端的にいうと、
web技術を利用し、自社のビジネスの問題解決にあたって工程全体の最適化をはかること
です。

1つの事業に関わる部署やチームの編成は、自分を含めて次のような職種のグループで成り立ちます。

さらに詳しくwebディレクション業務の主な役割と必要なスキルを図にまとめると次のような感じです。

補足するとwebディレクターは、ECサイトの制作であれば、課題を洗い出し、売上向上というゴールへの道筋を描くスキルが求められます。またサービスサイト制作であれば、PVの向上(ウェブサイト内の特定のページをユーザーが閲覧した回数の向上)や、サイトの滞在時間を延ばすための施策案を考えます。
そして、各部署(や担当チーム)に作業依頼を出し、スケジュールの調整・プロジェクトメンバーの役割定義などを行います。

アパレル業界でディレクターの役割も担う職種

最初にお伝えした通り、今回の事業は私にとって初めて扱う商材ジャンル『アパレル』だったので、webディレクション業務にはないアパレル業務区分や役職を調べて、異業界の理解を深めていくことにしました。
すると、アパレルの仕事にもwebディレクターととても似た業務を含む職種が!
図は、アパレル商品を作る各職種のチーム編成です。

この中の『マーチャンダイザー』(以下、MD)という役職が、自分に近い業務を行っていると知りました。
(※下図は一般的なアパレル企業組織図を参考にしています。事業規模によって、職種の所属する部署などが異なる場合もあります。)

MDの役割は、各部署の担当者と一緒に商品化計画(マーチャンダイジング)を練り上げ、指揮管理していくことです。
ディレクターの業務よりもさらに責任の幅が広く、業務の種類も複数あるので、業務の総括的なプロデューサーの立ち回りもしていることがわかりました。

今回の自社事業チームにはMDが不在だったため、この役割の一部を私が担いました。

MDとwebディレクター業務の共通点

以下のベン図は、今回のプロジェクトで行った業務を2つの職種で洗い出し、分類したものです。
中央の共通している業務は、自分が思った以上に沢山ありました。

MDにしか成せないと判断した業務については、今回の服飾デザイナー・商品の量産を行う工場などに取りまとめてもらい、生産・販売にたどり着くことができました。

社内のwebディレクターとしては、さらにこの各業務を走り切った先に、webで解決したいゴールである

・ブランド認知向上
・ECサイトの売上向上
・定番商品の制作…etc

など掲げて走っている最中です!

最後に

では最後に、webディレクターの視点からアパレル商材・情報を扱うために、大切だな〜と思ったことをお伝えします。

1. 事業キックオフ前に業務区分を明確にする

自社が行う範囲(アパレル企画商品の開発/EC制作・運用)、外部協力関係者(商品の制作)の業務担当範囲をチーム間・全体でしっかり共通認識すること。

2. 業務課題の対処の経路を明確にする

各部門(マーケティング/設計・制作/運用/管理など)で発生した業務課題に対して、アパレルチームとサイト制作チームのどちらが主導権を持ち、自律的に対処していくかのルールを事前に決めておくこと。

アパレル事業では、製品化する工程に行けばいくほど、糸・布の素材業者、染色工場、縫製工場なども加わっていきます。状況の変更があれば、報・連・相をする経路が多岐に渡るので、「××社には伝わってるけど、××工場と連絡を取り合っている△△社には変更が伝わってない」のような、webディレクションの世界では起こりえないことが往々に発生しました。

そのため、アパレルECサイトのwebディレクターが商材そのものの企画制作から加わり、MDの領域をまたいで業務を行う際は、以上二つのポイントを各担当者と最初にしっかり決め、業務に着手することはとても重要だと感じました。