コンテンツの質を高める記事編集のやり方と意識すべきポイント

スタッフブログ

こんにちは、ライターの花房です。

コンテンツライターとして記事を書く仕事のほかに、他のライターやパートナーさんに書いてもらった記事を確認し、必要に応じて編集する、またはリライトすることがあります。
一人が書ける量には限りがあるので、最近では後者の仕事の割合が徐々に増えてきているように思います。

そこで今回の記事では、私がこれまでに携わってきた記事編集の経験をもとに、コンテンツの質を高める「記事編集のやり方」と「意識すべきポイント」についてまとめてみました。

自社のブログやお知らせなどで定期的に情報発信されている方や、WEBコンテンツの質を高めたいと考えている方に読んでもらえたら幸いです。

記事編集の手順

まずは私が実際におこなっている記事編集の手順をご紹介します。

手順① コンセプトのチェック

前回の記事でご紹介した、子育てママ&パパ向け情報サイト『ママパパレ!』では、「忙しい毎日を送っているママとパパを応援する」ことをコンセプトに情報発信をしています。
ですからどんな記事テーマを設定するにせよ、読んでいただいた方に「最後は少し前向きになれる」ようなコンテンツ制作を心掛けています。このポリシーに反すると、サイトのイメージや方向性がブレてしまいかねません。そういうわけで、コンセプトチェックは非常に大きな意味を持ちます。

原稿が私のもとに上がってきたら、まずはそういう目でチェックし、場合によってはテーマを変えて書き直しをお願いすることもあります。(ただそうなるとせっかく作ってもらった記事がもったいないので、テーマ設定段階で打合せをすることが多いです)

編集者はもちろん、記事を作成する人もそのサイトがどういうコンセプトで作られ、どういうポリシーのもと運営されているかを熟知しておかなければなりません。

手順② 構成のチェック

次にチェックするのは、記事の全体的な構成です。
記事のテーマや主張に一貫性があるか。また記事の導入文では、その記事が何について書かれているか、誰のための記事なのかが明確に示されている必要があります。それらの部分があいまいだと、読者は「自分が欲しい情報はない」と判断し、ページから離脱してしまう可能性が高まるからです。

最後まで読まないと結論がわからないのは読者ファーストではありません。まずはこの記事を読めば、自分が抱えている問題や悩みが解決できそうと思ってもらえることが大切です。読者が一から十まで丁寧に読んでくれるという思い込みは捨てましょう。
最初に結論、その後に根拠や詳細の説明という構成になっているかを確認します。

手順③ 表現のチェック

その後は細かいところのチェックをしていきます。
以前に私がまとめた記事で「文章を整えていくときのポイント」としてご紹介した、「主語と述語のねじれ」や「二重表現」は必ずチェックします。表現のチェックは、記事の信頼性や読みやすさに関わってきますので、ここで少しおさらいしておきましょう。

主語と述語のねじれ

主語と述語が正しく結びついていない状態のことです。たとえば、

当社の強みは、コンテンツ重視のサイトが作れます。

「当社の強みは」という主語に、「作れます」という述語はうまく対応しません。

  • 当社の強みは、コンテンツ重視のサイトを作れることです。
  • 当社は、コンテンツ重視のサイトを作れることが強みです。

このようにすれば、主語と述語が正しく結びつき、違和感なく読めるようになります。

二重表現

一番最後、頭痛が痛い、あらかじめ予約する、可変できる、過半数を超えるなどです。どうしてもくどくて、幼稚な感じが否めません。
文章の信頼性と読みやすさを保つためには、このような二重表現にも気を付けるべきです。

手順④ 読みやすさのチェック

ここまできたら、読みやすさにさらに磨きをかけていきましょう。
どんなに有益な情報が書かれていても、読みにくいと思われてしまったら、読者はそこに辿り着く前にページから離れてしまいます。より細部にまでチェックを進めていきます。

改行・空行の挿入

書いてある内容は同じでも、適切な箇所で改行されているか、いないかで印象はずいぶんと変わります。
下の例では、本記事の導入文を改行・空行なしで掲載しています。いかがでしょうか?

こんにちは、ライターの花房です。コンテンツライターとして記事を書く仕事のほかに、他のライターやパートナーさんに書いてもらった記事を確認し、必要に応じて編集する、またはリライトすることがあります。一人が書ける量には限界があるので、最近では後者の仕事の割合が徐々に増えてきているように思います。そこで今回の記事では、私がこれまでに携わってきた記事編集の経験をもとに、コンテンツの質を高める「記事編集のやり方」と「意識すべきポイント」についてまとめてみました。自社のブログやお知らせなどで定期的に情報発信されている方や、WEBコンテンツの質を高めたいと考えている方に読んでもらえたら幸いです。

適切な箇所で改行や空行が入っていない文章だと非常に読みにくいと思います。

また、読者はどのデバイスを主に使用しているか、という視点も大切です。PCではいい感じに見えていても、スマホだと読みにくいということがよくあります。ちなみに私は、スマホがメインの場合は多めに改行・空行を入れるようにしています。

読点の位置

細かいところですが、読点を打つ位置も重要です。
読点は、自分自身が伝えたいことを相手に正確に伝えるのに役立ちます。逆にいうと、読点が適切に打たれていない文では、相手に誤解を与えたり、混乱させたりする可能性があります。

A子さんは15時に会議室でプロジェクト報告をする予定のBさんに電話をした。

この文では、「A子さんがBさんに電話したのが15時」なのか、「15時に会議室でプロジェクト報告をする予定のBさんにA子さんが電話した」のか判断がつきません。

前者の場合は、

  • A子さんは15時に、会議室でプロジェクト報告をする予定のBさんに電話をした。

とする。また後者の場合は、

  • A子さんは、15時に会議室でプロジェクト報告をする予定のBさんに電話をした。

とすればよいのです。
読む人の気持ちになって、読点を打つのが基本です。

助詞の使い方

助詞とは、「~の」「~を」「~が」など、語句に意味を加えたり、他の語句との関係を表したりする際に用いられる語です。助詞を一切使わずに記事を書くことなどあり得ません。だからこそ、助詞の使い方にも気を付ける必要があります。
具体的にお伝えしますと、助詞を連続して使うのはやめましょう

  • A社のWEBサイトのトップページのキーコピーの候補に私が制作したものが残った。
  • A社のWEBサイトのトップページに掲載するキーコピーの候補に私が制作したものが残った。

どちらが読みやすいでしょうか?

一文に4つ以上助詞が連続する場合は、読みにくいと感じられてしまう可能性が高いです。言い回しを工夫するなどして読みやすくしましょう。

他にもチェックすべきことはたくさんありますが、今回はこのあたりで。機会があればまたご紹介します。

編集時に意識すべきポイント

記事編集の手順を知っていただいたところで、最後に、編集する際に意識すべきポイントについていくつかご紹介します。実際に私が記事チェックするときに注意していることをまとめています。これらのポイントを押さえてコンテンツの質を高めてみてください。

ポイント① 全体から細部を意識する

上でご紹介した「記事編集の手順」を見ていただくとわかるように、記事の全体から徐々に細かい部分を見ていくのがおすすめです。細かい部分を含め上から順に修正していくやり方の場合、ロスが生じる可能性があります。どういうことかというと、全体のテーマや構成がそぐわないものであれば大幅なリライトが必要になり、細かいチェックや修正が全て無駄になってしまいかねないのです。
『木を見て森を見ず』にならないように、まずは全体像を把握したうえでどこに手を加えるべきかを見極めましょう。

ポイント② タイトルを調整する

WEBコンテンツの場合、読者がまず目にするのはタイトルです。「このタイトルなら自分が求めていたものが得られそう」と、ターゲットとなる読者に思わせるタイトルを設定する必要があります。記事のクリック率はタイトルで決まるといっても過言ではありません。
タイトルを調整する際のポイントは、以下の2点に注目することです。

タイトルの長さは適切か

私の場合は、タイトルの文字数が28~32文字になるように設定することが多いです。なぜなら、Googleの検索結果画面に表示されるタイトルの文字数には限界があるからです。表示される最大文字数は、デバイスやブラウザによっても異なりますが、30文字前後が目安のようです。また逆に文字数が少なすぎると、読者の興味を引くだけの情報になりづらいということがあります(単なるキーワードの羅列になりかねない)。
ちなみに本記事のタイトルの文字数は29文字です。

冒頭に読者の求める内容が記載されているか

上でお伝えしたように、タイトルの後半部分はデバイスやブラウザによって省略されてしまう場合があります。したがって、読者の求める内容を「タイトルの冒頭」に持ってくるのがおすすめです。読者の求める内容を知るための手がかりのひとつとして、Googleなどの検索エンジンで、考え得るさまざまキーワードで実際に検索してみる方法があります。また、Googleキーワードプランナーなどのツールを活用して、キーワードの検索ボリュームを調べるのも有効です。

記事作成者向けに補足としてお伝えしておくと、記事を作成する際にはあらかじめテーマは決めておかなければなりませんが、タイトルは最後に付けるようにするとよいです。なぜなら、記事を執筆していくうちに、最初に決めたテーマと内容がズレることがあるからです。完成した記事をひととおり読んだうえで設定すると、タイトルと内容に一貫性が生まれ、記事を読んでくれた読者をがっかりさせることはなくなるでしょう。

ポイント③ 情報の正確性を担保する

「記事内に記載した固有名詞に誤りがないか」「記事の内容は果たして本当に真実か」などを念入りに確認し、必要であれば再調査して情報の正確性を担保するようにしましょう。記事をWEB上に公開するということは、世界中の誰もがその記事にアクセスできることを意味します。
あらゆる人に向けた記事を書く必要はありませんが、安易な気持ちでテキトーなことを書くのは絶対に避けるべきです。誤った情報は、場合によっては、人を傷つけたり、不利益を及ぼしたりしてしまうことだってありますから。一記事一記事に責任を持つという姿勢が求められます。

まとめ

気を付けるべきポイントを知れば知るほど、コンテンツの質が向上する可能性は高まります。あとはそれを面倒くさがらずに、丁寧にチェックし、適切な形へと編集することが大切です。
気を付けるべきポイントはテーマや時代によっても変わりますから、私自身も定期的に情報をアップデートしていこうと思っています。その際にはまたこちらのブログでご紹介しますね。