皆さんこんにちは! webクリエイターのハナフサです。
最近は撮影続きの毎日ですが、実際に何百枚何千枚と写真を撮影してきて少しは成長してるかなと感じる瞬間がぼちぼち増えてきてるような気がします……
技術・知識は本当にまだまだでスキルを付けていかなければならないですが、こうして実際に写真もバンバン撮らせていただける環境にいるので、今後の自分の為にも無駄にしないように繰り返しどんどんスキルを身に着けてやりたいと思っています!
この記事の内容
黒の背景紙が、被写体の色によって色味が変わる現象
先日、黒の背景紙を使ってとある商品の撮影をしていたのですが、被写体のピントを当てる位置(色)よって背景紙の色味が変わるなど違和感のある写真が撮れる現象が起きてしまいました。
現物と色味が違う現象
修正後
[撮影設定値]オートホワイトバランス(AWB) 絞り値/f2.2 シャッタースピード1/125 ISO-200※露光量を+1.5だけしていますが、その他の設定は全く変更していません。
修正前と後では、色味がすごい変わってますよね!
変化した色味を見た感じ、被写体の色と背景紙の色が補色の関係のような感じですよね。足りない色をバランスをよくするために補っている感じなんでしょうか?
同じ環境下で、現物と同じ色を撮影するための解決策
商品撮影を現物と同じ色で撮影したいと思ったので、上のような現象になった際にはいろいろな方法を試しました。
最初の時点では何が原因でどう影響してるのかが全く理解していなかったので、測光の部分をいじってみたりとにかく試してみました。そこから、先輩社員にも相談してみてこの解決法を導き出していただきました。解決方法を説明しますと(Canon EOS Rの場合)、
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オートホワイトバランスでカラーチェッカー白面を撮影
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ホワイトバランスをマニュアルに設定
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MENU
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NWB画像選択
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1で撮影した画像を選択しSET
こちらの方法で試してみると、
上で載せた修正後の画像と同じ色合いになりました。同じ環境下で撮影する場合、固定の設定にすることにより被写体の色に影響されずそのままの色味で撮影できるというのが肝みたいなので、他のカメラ機器でもそこの部分に注意していただけたら、この方法が使えるのではないかと思います。
カラーチェッカーがない場合
上の解決法は、カラーチェッカーを用いての方法なので、もしカラーチェッカーがない場合は、純正の白画用紙みたいなのを白く映るように目視で色温度を設定し撮影する(AWBでもよいと思います)。その撮影した画像をマニュアルでSETすればほぼ現物と近い色味の撮影ができるかと思います。
商品などをする際に、厳密に実物と同じ色で撮影したいという方は、カラーチェッカーのご購入をオススメします。ご購入した際は、カラー部分をあまり触らないことをお勧めします。また、何年も使用するよ色褪せたり変色する可能性があるので、数年おきに買い替える必要もあるかもしれませんね。
X-rite エックスライト ColorChecker Passport
これまで、カメラの方でホワイトバランスを調整させる方法を書いてきましたが、方法は1つだけではなく他にもあると思います。
今回は、狙ったホワイトバランスになるようにカメラのホワイトバランスで設定してみましたが、RAW撮影であればLightroomなどの現像ソフトでホワイトバランスの変更を行うこともできます。
このような感じで、このブログでまとめた内容もあくまで1つの方法に過ぎないかもしれないので、他にも方法があれば今後もブログに書いてみようと思います。また今回出てきた、ホワイトバランスについても他との関係性だったり、記憶色など結局何なのかというのを今後深く掘り下げてみようと思います。
物撮り以外にも、ホワイトバランスの知識を生かして撮影したい
ホワイトバランスは"白さ"を調整するための機能みたいですが、使い方次第では、温かみを冷たさなどカメラでしかできない表現をさらに広げることができると思います。今回ブログにまとめることによって、ホワイトバランスについての知識が少しでも身についたと思うので、今後仕事や旅行に行った際などで自分の表現したい写真を撮影できたらと思います。