読みやすい文章とは何かについて考える

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こんにちは、ライターの花房です。

文章を書くのはどうも苦手だという方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?

私は文章を書くのが好きでライターになったわけですが、それでも「どうしたら相手にきちんと伝わるだろうか」と考えたり、調べたりしながら書くにはそれなりの時間を費やします。そうかといって、相手と面と向かって話ができればほんの数分で伝わることを、数十分数時間かけて文章に起こすのは、正直面倒だ。よく分かります。

せっかく時間をかけて文章を書くなら、読み手に伝わる文章を書きたいですよね。相手に何かを伝えようと思って色々と調べたりするわけですから。でもそれがすべて自分の知識になる! そう思えば費やした時間も有意義で、かつそれが読み手にきちんと伝われば言うことなしです。それが文章を書くことの醍醐味だと思います。

ではどうすれば、読み手に伝わる文章になるのでしょうか?
ポイントはいくつかありますが、前提として「読み手にとって読みやすい文章」を心掛けることです。

読みやすい文章とはそもそもどんな文章?

読みやすい文章とは何かについて考えるには、逆に「読みにくい文章とは何か」を知ればよいのでは……!

ということで、ぱっと思いつくものを挙げると、

  • 文字がびっしり詰まった文章
  • 専門用語が含まれている文章
  • 単調な文章

このような文章に出会ったことありませんか?

自分以外の誰かのために書く文章は、その誰かのことを想像するところから始まります。人と人とのコミュニケーションと同じですね。自分の思いのまま書いてしまうと、読み手に正確に伝わらなかったり、そもそも読んでもらえなかったりすることも……。私自身上記のような文章を書いて、相手に上手く伝わらず失敗した経験があります。伝えようとしたのに(伝える努力を怠ったために!)伝わらなかったのですから、その文章は何の意味もないものとなってしまいました。

では、そんな失敗をしないためにはどんな書き方をすればよいのでしょうか? 答えは簡単です。読みやすい文章=伝わる文章を書けばよいのです。(それが意外と難しいのですが……)

読みやすい文章にするために

具体例をみていきます。

以下の文章は、読みにくい文章の一例です。(さらっと読み飛ばしてください)

読みやすい文章とはそもそもどんな文章?読みやすい文章とは何かについて考えるには、逆に「読みにくい文章とは何か」を知ればよいのでは……!ということで、ぱっと思いつくものを挙げると、文字がびっしり詰まった文章、専門用語が含まれている文章、単調な文章です。このような文章に出会ったことありませんか?自分以外の誰かのために書く文章は、その誰かのことを想像するところから始まります。人と人とのコミュニケーションと同じですね。自分の思いのまま書いてしまうと、読み手に正確に伝わらなかったり、そもそも読んでもらえなかったりすることも……。私自身上記のような文章を書いて、相手に上手く伝わらず失敗した経験があります。伝えようとしたのに(伝える努力を怠ったために!)伝わらなかったのですから、その文章は何の意味もないものとなってしまいました。では、そんな失敗をしないためにはどんな書き方をすればよいのでしょうか?答えは簡単です。読みやすい文章=伝わる文章を書けばよいのです。(それが意外と難しいのですが……)

1. 文字がびっしり詰まった文章を読みやすい文章に変換

上記の例文は、一つ前の段で書いた内容の原文です。
もしこのような文章のままだったらここまで読み進めていただけなかったでしょう。ではどうすれば読みやすくなるのでしょうか?

私がこの文章を書くときに工夫したのは以下の3点です。
①見出しを入れる ②空白行を入れる ③箇条書きにする

少し戻って見比べていただくとどちらが読みやすく、伝わりやすい文章かがお分かりかと思います。

①見出しを入れる
その文章のタイトルにあたる見出しを入れることで、以下に何が書かれているかをひと目で読み手に伝えることができます。また、文章にメリハリができ、読みやすさの向上にもつながります。

②空白行を入れる
適切な箇所で空白行を入れることにより、読みやすい文章になります。適切な箇所とは非常に曖昧な表現ですね。要するに、段落が替わる(話題が切り替わる)箇所で空白行を入れることで違和感なくすっきりとしたレイアウトなり、結果として読みやすくなるということです。

③箇条書きにする
箇条書きは、視覚的に見やすくなるだけでなく、箇条書きにした部分を目立たせて内容をより分かりやすくすることができます。

2. 専門用語が含まれている文章を読みやすい文章に変換

先ほど、『段落が替わる箇所に空白行を入れる』という主旨の内容を書きました。もし、『パラグラフが替わる箇所に空白行を入れる』と書かれていたら、パラグラフで「ん?」とつまづく方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。googleで「パラグラフとは」と検索すれば一発で出てきますが、それも面倒ですよね。情報が溢れているネットの世界では特に、意味が伝わりにくい文章は読み飛ばされてしまいます。

パラグラフとは、段落のことです。このように専門用語やカタカナ語が含まれた言葉は、聞き慣れない言葉であるがゆえに伝わりにくくなります。一般的な言葉に変換したり、「パラグラフ(段落)」のように補足を加えたりすることで、親切で伝わりやすい文章になります。

ただし、同業者間など専門用語を使った方がスムーズに伝わる場合もありますので、読み手に合わせて表現を変えるのがベターです。重ね重ねになりますが、「この文章を読むのは誰か」を考慮したうえで文章づくりすることが大切だと思います。

3. 単調な文章を読みやすい文章に変換

単調な文章とは、ざっくりこんな感じです。

私は映画を観るのが趣味です。また、文章を書くのも好きです。文章を書くことは、自分の考えを整理することです。日課は、部屋の掃除をすることです。……

文章のリズムが一定で、なにが言いたいのかイマイチ伝わりづらいですよね。そこで役立つのが、体言止めという方法です。国語の授業で教わるのでご存じの方も多いと思います。おさらいすると、体言止めとは「語尾を名詞や代名詞などの体言で止める技法」のことです。

体言止めを活用して表現を変えると、

私の趣味は映画鑑賞。文章を書くのも好きです。自分の考えを整理できるところ、それが魅力です。整理と言えば、私は毎日部屋を掃除しています。……

単調だった文章にリズムが生まれて読みやすくなりました。

自分で書いた文章を読み返してみて、なんか単調だなと思った時には、この体言止めや、先ほどの箇条書きを取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。ただし、体言止めの使い過ぎにはご注意を。丁寧さに欠けたり、読み手に冷たい印象を与えたりすることもありますので、バランスを見極めて活用していきたいものです。

また、文章の「肝」はどこかを見直すことも大切かもしれません。上記の例文に関しても、

自分の考えを整理できるので、私は文章を書くことが好きです。

肝となるのはこの一文で、その他の文は逆にない方が伝わる可能性が高いです。

私の失敗談ですが、あれもこれも伝えておこう、ついでにこれも。なんて詰め込みすぎて、「そんなこと書いてたっけ?」と相手に言われてしまったことがあります。そこが一番重要なところだったのに……。ちゃんと読めよと思う反面、自分の文章が単調になっていたなと反省しました。

伝えたいことと、伝えるべきことはイコールではない。と気づかされました。伝えるべきことを簡潔に書く。くどいようですが、読み手のことを想像することが肝なのですね。

ここまで、読みやすい文章にするための基本について、自分への戒めの意味もこめて書いてきました。最後にもうひとつ、私が文章を書くにあたって注意していることをご紹介します。

意外と間違えやすい「てにをは」

それは「てにをは」を正確に使うことです。
当たり前のことかもしれませんが、意外と難しいものです。

「てにをは」を間違えないようにする

これも読みやすく伝わりやすい文を書くうえで基本的なことですが、たった数文字(場合によっては1文字!)間違えるだけで意味が変わってしまう要注意の言葉です。「てにをは」とは、「~て」「~に」「~を」「~は」などの助詞を示す言葉で、何か文章を書く際には必ずといってよいほど使われる言葉です。

例えば、
・私はAさんお願いした
・私はAさんお願いした

前者の、Aさんに何かすることをお願いしたという内容に対して、後者の場合は、AさんBさんCさん……複数人の中からAさんをお願いしたという感じを受けます。助詞の1文字が変わるだけで、本来伝えたい内容とは異なるニュアンスで捉えられかねません。

こんな文章はどうでしょう?
・私はお茶いい
・私はお茶いい

後者の場合、どことなく上から目線で、投げやりな印象を受けてしまいます。伝える相手によっては、失礼にあたるかもしれません。(これは文章に限らず口頭でも要注意ですね)

これで相手に伝わるだろうと思ったことがきちんと伝わっていない……本当によくあることです。
だからこそ読み返す、校正することは大事なんですね。

文章を書くって奥が深い

こんなふうに書いてみると、日本語って本当に難しいことだと実感します。ほんの少しの表現の違いによって、相手への伝わり方が変わってしまう。だからこそ、誰に対して、何のために文章を書くのか、ということを常に心掛けたいものです。

今回ご紹介した内容は基本中の基本で、かつほんの一部です。
読みやすい文章を書くための道のりは平たんではありませんが、このブログや日々の仕事を通じて精度を高めていきたいと思っています。
これはなるほど! と思えることを見つけて、皆さんに「読みやすく伝わりやすい文章」で伝えられるように書いていきますね。