アクセサリー撮影で幻想的な写真に挑戦。ペットボトルなどを使用したライティングやセッティングに試行錯誤

スタッフブログ

あけましておめでとうございます。年始早々インフルエンザで死にかけたwebクリエイターのハナフサです。
入社して約1年が経ち、未熟ながらも色々な被写体に挑戦させていただきました。そして今回はアクセサリーの撮影に挑戦。どのように撮影しようかなとわくわくしつつも、数少ない引き出しと小さな脳みそで考え、苦戦したこと試したことをまとめてみようと思います。

狙ったイメージを演出するために

まず撮影を始める前に、下調べでアクセサリ―系の撮影をしている方の記事やショッピングサイトを研究し、自分がイメージしている写真が何なのかをできるだけ明確にさせることが大切です。
そうすることで事前に準備物は何が必要か、どのようなライティングで撮影するかを自分の中である程度固めることができ、軸がぶれることなく狙ったイメージが撮影しやすくなります。

アクセサリー撮影で意識したこと

今回は標準レンズを使いアクセサリー撮影に挑みました。画角に大きく写るようにピントが合う最短距離でシャッターを押しましたが、自分がイメージする距離感の写真が撮れませんでした。なのでマクロレンズやエクステンションチューブを使用して、被写体に近づき大きく撮影できるようにやってみました。

しかし、アクセサリーには金属など反射する部分が多く存在するので、近づきすぎてしまうと自分が映り込んでしまいます。その際は角度も考えながらできるだけ映り込まないように、望遠レンズにエクステンションチューブを付け撮影するなど試してみたりしました。そうすることで被写体と距離がとれ、映り込みの対策ができるかつ、被写体をマクロに撮影できると考えたのです。

ただ、望遠レンズではエクステンションチューブの使用効果が少なかったので、条件によって使える場面もありますが使用用途を考える必要があると感じました。

そして、アクセサリーをどういったライティング方法で撮影しようか悩んだときに、まず考えたのはメインライトで半逆光の撮影をすることです。被写体に対し半逆光で照明をあてることにより、被写体に立体感・質感を出させます。さらに、手前にレフ版を置くことによって被写体の正面を明るくすることを意識して撮影に挑みました。左の写真がレフ版なしで、右の写真はレフ版ありの写真です。

撮影をしていく中で全体的に明るさが足らないと感じた際には、照明を1つ追加しディフューザーで光を拡散させ、全体的に光が包まれるようなセッティングにしたりなど、修正を繰り返しイメージに近づけることができました。

100均の用紙を背景で使ってみた

やわらかく綺麗なイメージを想像して撮影してみたかったので、100均で貼れる布を購入し、画用紙に張り付け背景にしてみました。さらにドライフラワーを装飾して、それっぽい雰囲気を演出してみました。

ペットボトルを使って幻想的な美しい光を演出

こちらは、被写体と照明の間に3本の水入りペットボトルを挟んで撮影してみました。太陽の光が浅い海に差し込み海底に映る幻想的な光を、ペットボトルと水の反射で、再現できるのではないかと直感的に思い、試してみました。実際に撮影してみた結果、最初上手くいきませんでしたが試行錯誤を重ね、狙ったイメージに近づいた写真を撮影することができたと思います。

反省点としては、もう少し広めの背景紙を使用し1.5L用など大きめのペットボトルを使用すれば、カメラの画角も気にせずにもっと自由度高い撮影ができたなと感じました。

また、この撮影ではディフューザーを使用しない方が狙った写真を撮影できることが、試して分かりました。おそらくですがディフューザーを使用してしまうと、光が拡散し全体を包み込むような照明になってしまうので、水に光が差し込みにくくなってしまったのでは……と考えてます。下の写真がディフューザーを使用したときの写真になります。

まだまだ

今回アクセサリ―撮影をしてみて新たに発見できたことや、まだまだ知らないことが多すぎると再認識できました。しかし、以前撮影でやった半逆光の知識などは、今回の撮影でも活かすことができたと思うので、この調子で引き出しを増やしていきたいと思います。

個人的には撮影前のセッティングが大変だと感じています。慣れているものであればあまり時間はかからないですが、なかなか撮影する機会のない被写体は一定時間はかかってしまいます……。まだまだですが、引き出しや知識を付けることでセッティングかかる時間も大いに短縮できると思うので、技術を確かなものにするためにも繰り返し撮影し、経験値を増やしていこうと思います。