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ボールペンとillustratorで線画っぽいイラストを描いた話

こんにちは、デザイナーの宮脇です。

3月ですね。2月は仕事でもプライベートでも色々な経験がありました。良いことも悪いことも吸収して少しでも早く、成長できればいいなと思います。前のブログからずっとネタを何にしようかなと悩んでおりましたが、そういえばKOMARIのサイトの下のほうにあるイラストは私が描いたなと思ったので、その事について書いていこうと思います。今回もイラストについてです。

イラストを描いた時について

あのイラストを描いてと言われた時期は昨年の6月頃でした。上司の方に、サイトに使うから線画っぽいテイストで描いてほしいと言われたのがきっかけです。学生の頃はクラスのほとんどの人が自分でイラストを描けていたのでイラストが描けるというと、こういうお仕事も頼まれるんだなと感動した記憶があります。

参考に画像を見せていただいたのですが、建物のイラストだったので「うわ...苦手だけど描けるかな...」と不安に思ったのは内緒です。まあ、建物のイラストじゃなくていいよとおっしゃって下さったので、気持ちは楽になりました。

どんなイラストを描こうかなと思って、調べていたら線画っぽいのだけでも様々なものがありました。絵が描けるといっても、今までは自分の好きな絵しか描いてこなかったので、調べて・考えて・描くという貴重な体験ができたと思います。趣味と仕事はやっぱり違いますね。

イラスト一覧

描いたイラストの一覧はこちら。まずは建物のほうです。




建物は主に練習が多かったので、そちらは省いています。ものさしとか使ったほうがいいかなとも思いましたが、わざと手描き感を残したほうが雰囲気が出るかなと思い、そのままフリーハンドで描いています。

次はお題が自由のほうです。



当社では、preferというブランドを立ち上げ、ひな人形や鯉のぼりなどの節句商品を取り扱っているのでそういったモチーフで描いてみました。細かな模様はゼンタングルもどきです。検索して気になったので見様見真似で描いてみました。

採用されたイラスト

この中で、建物の画像の上から2番目の横に連なっている可愛らしいイラストが採用されました。このイラストは特徴を捉えつつ、細かく描きすぎないよう省略することを意識して制作しました。私は気が付くと細かく描きこんでしまうタイプなので、全体を見ながら調整していくのが苦戦しました。うまくそれぞれの建物が伝わっていれば嬉しいです。

メイキング

今回採用されたイラストは、シャーペンで下書き→ボールペンでペン入れ→スキャンしillustratorで制作、といった流れです。初めからillustratorで制作しなかった理由の1つ目は、いくつか案を手書きで出していたからです。初めに手書き風がいいと言われていたので、アナログで描いたほうがイメージが付きやすいですよね。なので下書きをしてからになりました。ちなみに私は筆圧が弱いのでスキャンするときに、線が消えてしまうことが多いので、上からボールペンでなぞる工程も入れました。2つ目は、私がillustratorでイラストが描けないからです。図形などを使って簡単なアイコン等なら制作できるのですが、細かいものになってくると、実際に手で描いたほうが思った通りの線が描けるのと、そっちのほうが早いからです。

illustratorで制作の時は、アナログで描いた時のイラストを少し綺麗にするといった感じで書き起こしていきました。アナログの時はあまり考えずに建物同士の間隔や木、街灯などを適当に置いているので、街灯を一定間隔で置いたり、建物同士を詰めすぎないように間隔をあけて、木を置くなどの調整していきます。色が濃いところは塗りつぶすより、線の多さや太さを変えて表現したほうが世界観にあっていると思ったので、そちらの手法を使っています。

手書き風になるようにillustratorのブラシ定義(赤枠の部分)を基本の線から鉛筆というブラシに変更します。他にも色々なブラシがありますのでイラストによって使い分けます。見た目が変わってくるので線の太さを調整し、雲を描き足してほしいと言われたので追加して完成です。雲は適当に丸の図形をいくつか作成し、パスファインダーで合体したら簡単にできます。

なんと名刺裏にも


ちなみに、同期の花房君が書いた名刺についてのブログでも今回のイラストについてちらっと紹介してくれています。まさか会社の名刺に自分のイラストが採用されるとは思ってなかったので、とても嬉しいです。友達や周りの人に少し自慢したのを覚えています(笑)こんな感じで、少しずつイラストのお仕事も増えていったらいいなと思います。このイラストを描いて9ヵ月程経っているので、レベルアップしたイラストをまたいつかお見せできるといいですね。頑張ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう。

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