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かわいいイラストを描くために気を付けていること

皆さんこんにちは、デザイナーの宮脇です。
最近はとても暑くなり、夏だなぁと感じますね。虫が大嫌いなので冬が待ち遠しいです。熱中症も怖いので部屋を涼しくし、しっかり水分をとって無理せず過ごしていこうと思います。

さて今回は、人や動物を簡単にかわいく描く方法について書いていこうと思います。少し意識して描くだけでとてもかわいくなるので、参考にしていただければなと思います。

かわいく描くために意識すること

一言でかわいいイラストと言っても、様々なものがあります。ブサカワなんて言葉もありますしね。ですが今回は無難にかわいくいこうと思います。イメージはリボンを付けた猫の国民的キャラクター等です。

かわいく描くためには顔や、頭と体のバランスが大切になってきます。目や鼻の位置、口があったほうがかわいいか等考えなければいけません。デザインの装飾として入れるなら、デザインに合うようにイラストを制作しないといけないので、そこも考えなければいけませんね。

①輪郭はお饅頭型に

かわいいイラストを描くためには輪郭が重要です。目より重要だと思います。

どちらも輪郭以外は同じ形で同じ位置にあります。正円で輪郭を描くより、お饅頭型にしたほうがかわいく見えますね。丸い頬っぺたがあるのをイメージしていただければ分かりやすいと思います。ちなみにIllustratorでお饅頭型を作るには、正円を作ってダイレクト選択ツールで横2つのアンカーポイントを少し下に下げるとできます。頭の形が気になる人は上のアンカーポイントを調整すれば、綺麗なお饅頭型ができると思います。

②目、鼻は形よりバランスが大切

次に目と鼻についてです。目は大きければかわいいというイメージがありますが、そんなこともないと思います。小さくても鼻や口とのバランスが良ければかわいく見えます。なので形自体はイラストやデザインに合っていればお好みで大丈夫です。

目と鼻、口のバランスは、顔全体の下のほうにあると可愛く見えると思います。おでこが広い方がかわいく見えますね。目と鼻の位置はなるべく平行に並ぶようにすると、もっとかわいく見えると思います。口は小さめで鼻の近くに配置します。デザイン的にかわいくなるなら、口は無くてもいいかなと思います。むしろ無い方がかわいい時もあるので、見比べてみて、調整してください。

③体は丸く小さめに

バランスにもよりますが、個人的に体は頭より小さめのほうがかわいいと思います。2頭身~3頭身くらいがベストですね。全体的に丸みを持たせると、もっとかわいく見えると思います。

立ち姿の2頭身はこのくらいです。少し頭が大きいイメージですね。首はない方がかわいく見えたので、無しにしました。体は矢印の動きをイメージして、少し丸く描きます。あまり丸く描きすぎると、太って見えるので注意が必要です。体の流れに沿って足も内股に描きます。足と足の間は開いていたほうがシルエットがすっきりして見えます。後は、お好みの髪を服を書けば完成です。服を描いてみて体に違和感があれば調整してみてください。

④色は淡く優しい色味に


色は、パステルカラーやニュアンスカラーといった淡い色を私はよく使います。パステルカラーはとてもかわいくなり、ニュアンスカラーは少し大人っぽいイメージになります。女性の服の色など参考になりますね。全体に合わせて線の色も黒ではなく、茶色系や優しい色味にすると統一感が出ます。陰に関しては、あまりはっきり付けないほうがいいです。無くても大丈夫だと思うのですが陰を付けるとしたら、黒色ではなく元の色より少し暗い色や濃い色が好ましいです。

色を塗る場合、線はない方がふんわり見えてかわいらしい時があります。描き始める前に線画のみのイラストをイメージしていた方は、出来上がった後に色を塗ると違和感がある時があるので注意してください。

手書きでも使える

今回はIllustratorを使って紹介しましたが、手書きの時も同じところに注意して制作すると簡単にかわいく描くことができると思います。いまいち分からないという方は、ぬいぐるみを参考にしてみてください。凝った形ではないので、誰でも簡単に描けると思います。

フリー素材を使ってもいいのですが、イメージに近いものがないことが多いので、時間がある時に練習に作ったものを残しておくと意外と使えます。時短にもなるし、スキルも上がるしで一石二鳥ですね。皆さんもぜひ作ってみてください。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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