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デザイナー、英語を学ぶ。

こんにちは。デザイナーの笠井です。

英語ができたらいいなーとぼんやり思ったことはないでしょうか。
私も海外ドラマの影響で英語をやろうと思いいたり、数年前から英語の勉強をはじめました。
やっていくうちに、これは趣味の上だけでなく仕事上でも結構役に立つのでは?と思うことも多々あり、割と真剣に取り組むようになったのですが、なかなか思うようにはかどらず、伸び悩みの期間が長くありました。
そこで今回は私の失敗英語勉強遍歴と、伸び悩みの原因の分析、そしてでた答え、その後の行動をご紹介したいと思います。
これを読めばみなさんは失敗せずに一足飛びで英語がうまくなる!ということはないですが、この失敗の記録が誰かのヒントになればいいなと思います。

なぜ英語を勉強しようと思ったか

上記で海外ドラマの影響と書きましたが、仕事をしていてデザインに活かせることがあるなと思ったことも一つの理由です。

どこで活かせるかというと、単純に得られる情報が増えます。
IllustratorやPhotoshopなどデザインで使用するアプリケーションの使い方について調べていると、英語で書かれたチュートリアルサイトがよく検索でヒットします。こういうチュートリアルはだいたい画像や動画もいれてわかりやすく説明されているので英語がわからないとまったく理解できないということはないのですが、わりと文章で補足が書かれていることが多いのでやはり書いてある文章を読めた方が入ってくる情報量が違うと感じました。
また海外にも素敵な素材サイトがたくさんあるので、利用規約が正確に読めるようになれば使える素材もその分増えていきます。他国の言葉を理解することはデザインの幅を広げることにもつながると思います。

またデザインをしていると、ここに英語でさらっと飾り的に何か簡単な文章がいれられたらな、と思うことがよくあります。
飾り的な役割で何か内容を伝える必要のあるものではないにしても、やはり間違った英語を書き込むわけにはいかないので、不用意なものはいれられないし……といった悩みが生じます。
英語監修をしてくださる企業さんに、デザインの飾りとしていれる短い英文の監修をお願いしたことがあるのですが、その際に指摘されたのは改行位置の問題でした。この単語同士を改行して離してしまうと意味的におかしくなるので一文にしてください、などといった指摘です。文法的理由を含めて指摘をくださったので非常に勉強になりましたし、面白い体験でした。
そしてやっぱり知識なしに見た目だけで英語いれるの危険!と思い知りました。

またとあるお仕事で、デザイン制作マニュアルをクライアントから渡されたのですが、そのマニュアルがすべて英語だったことがありました。
調べながら、読むのは読めたのですが、果たしてこれであっているのか?という不安がずっとあり、またぱっと見ただけではどこに何が書いてあるのかわからない、つまり飛ばし読みができないのでかなり時間もかかりました。何より紙に印刷したものを渡されたのでgoogle翻訳に頼るのも一苦労でした! もっと自力で正確に早く読めたらいいのに!というこのときの思いも、英語の勉強をがんばろうという気持ちにつながりました。

私の勉強の歴史

ここで私がやってきた勉強方法をご紹介します。社会人になり、英語を勉強しようと思い立ち数年やってみた勉強法です。
現在の私は英語がとてもよくできる状態であるとは言い難いので、「どうぞ参考になさってください」と言える内容ではないのですが、やってみて色々発見があったので、私がやった勉強法のいい面悪い面合わせてご紹介できたらと思います。

ちなみに私の学生時代の英語の成績は中の下で、平均点かそれ以下の点数の記憶しかありません。ぼんやりとしかわかっていませんでしたし好きでもなく、また就職してから何もしていなかったので全てを忘れておりほぼゼロスタートといった感じです。

高校生が使う文法解説書と問題集で勉強

読み聞きだけならセンター試験解けるくらいのレベルは独学でいけるのでは?と思ったので、大学受験用の文法解説書を読み込み、問題集を延々繰り返し問いていました。本当に繰り返ししつこくやっていたので、さすがに基礎的な知識は身につきましたし、長文読解もかなりやったので、返り読みをしなくても文章を読めるようになりました。
おかげでセンター試験の問題は解けるようになりましたが、私は受験がしたいわけではないので目標設定が間違っていましたね!

受験勉強なみに単語を毎日アプリで覚える

行き帰りの通勤電車の中でずっとアプリで単語を覚えていました。
ゲーム感覚で楽しく覚えられてよい部分もありましたが、実際使う場面では出てこないので、単体で覚えていくのはあまり推奨できることではないのかもと今になって思います。

海外ドラマのセリフを丸覚えする

15分くらいのシーンをみなくても言えるようにしつこく聞いて練習して丸覚えしました。
好きなドラマを選んだのですが、アメリカの政治についての話が多い内容だったので日常会話に使える単語やフレーズが一切ないということが大きな問題でした。なぜやる前に気づかないのか、という疑問がわくと思います。私もそう思います!

TOIECを受けてみる

ハイスコアをたたき出すために、穴埋め文法問題などは英文を読まずに解くという練習をしていました。これは本に書いてあった必勝法なのですが、選択肢の品詞を確認して、この文章構造だとこの品詞しかはいらないからこれ!という解き方をするとかなり短時間で問題が解けるという方法です。
おかげで各単語の品詞とその役割や、文章構造がぼんやり理解できるようになったのはよかったのですが……

行き詰まりを感じはじめる

ある程度の基礎知識はついたので、何が書いてあるのか何を言っているのかさっぱりわからない、ということはなくなりましたが、「ある程度」からなかなか先に進めないなと感じていました。
わかることは増えたけど何かしっくりこないというか、「身についている」という実感がないというか……

そんなこんなで悩んでいると、面白いもので、自分自身の脳が夢でヒントをくれたのです。

英語の夢を見るようになった

ある日、空にぷかぷか浮かんだばらばらに並んだ単語を眺める夢を見ました。
問題集にでてくる並べ替え問題のようで、これをここに、これをここにいれると文章になるなあとぼんやり思いながら眺め目が覚めました。英語の夢を見るにしてもなぜあんな夢だったのか、ということをぼんやり考えているうちにある仮説に至りました。
あんな夢をみるということは、私にとっては英語はパズルゲームのようなものなのではないか。
私の脳は、全く英語を言語としては認識していないのではないか、そのせいで行き詰まっているのではないのかと。

自己完結では言語習得は難しい

ある程度は理解できてもそれ以上になかなか成長できていないと感じるのは、おそらく私の勉強方法にかなり偏りがあったからではないかと思います。
問題集や解説書としか向き合っておらず、自分の頭の中だけで完結してしまっていて、言語として習得するという部分がすっぽり抜け落ちていました。
言語に限らずですが、何かを習得するためには知識だけではなく実践が必要です。
使ってみる→困る→悩んで調べるもしくは教えてもらう→また挑戦してみる
こどもが言葉を覚える過程でたくさん間違ってそれでも繰り返し人と話して学んでいくように、外部との接触のなかで失敗や成功を繰り返すことにより、言語として「コミュニケーションに使うものである」と認識させることができるのではないかと思います。

しかし私は「使ってみる」以前で止まっていました。
「聞く」「読む」という勉強はずっとやっていましたが「話す」「書く」ということに関してはほぼやっていません。インプットばかりでアウトプットをしていない状態です。
例えるなら、何に使うかよくわからない部品をひたすら倉庫にためていって眺めているというかんじでしょうか。
実際にその部品を使う必要性がでてきても、使うための整理もできていない状態なのでどこにあるかわからないしどう使っていいかわからない!と大混乱することになるのは必然でしょう。

そこで私は通い始めました!Learn By Doing!

Learn By DoingLearn By Doing
こちら弊社が経営している英会話教室です。(突然の宣伝)
実は先月から通わせていただくことになりました。

まだ始めたばかりなので非常に簡単な感想になってしまいますが、楽しいです!
やはり思った通り、言ってることはなんとなくわかるけれども言葉が何もでてこず。たぶん幼児並みの言葉しか発せられない状態でもどかしくてしょうがないですが、わかると嬉しいですし伝わると嬉しいです。たまにぱっと質問をされて、覚えていたフレーズを思い切って使ってみてそれが通じたりすると、こう使えばいいのか!とうれしくなります。やはりひとと会話をすることは大事ですね!
もちろん楽しく会話できるのは先生方の技量が高いことも大いにあると思います。話も面白いですし、選んでこられる題材も興味深いものばかりで、日本語でも話さないし考えたことがない内容の話をすることもあり、脳みそをフル回転させて楽しくレッスン時間を過ごすことができています。
またレベルに合わせてのグループレッスンなので、一緒に学ぶクラスメイトもいてとてもいい刺激をいただいています。

ご興味あるかたはぜひ一度体験レッスンお試しください!(引き続き宣伝)
遠方の方、こんなご時世なので通うのはちょっとという方は、姉妹校であるLanguage Partner'sではオンラインレッスンもございますのでぜひ一度お試しください。

最後に

週に一度通わせていただいていますが、レッスンがない期間にも、日々間をあけずに何かしらで英語に触れておくということも必要だなと感じました。
私の今までやってきた勉強法も、こういったレッスンと合わせて行うことによって良さを活かせるのではと思います。

また私の成長度合いを報告できるよう日々精進して参ります!

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