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細かいところに注目!デザインをきれいに見せる為の気遣い

デザインには派手なものからシンプルなものまで様々なアプローチの仕方が存在します。
ただ、共通して言えるのはどんなデザインも見る方が見やすいように整えることが大切です。
何も考えずにただ見た目のいいデザインを制作しても、雰囲気だけのデザインになってしまい、読みづらい見にくいなど見てる方をマイナスな気持ちにさせてしまいます。

可愛くかっこよく装飾するのはデザインを学んでいない方でも出来ると思います。そこから見る方が読みやすく見やすいという観点になると、デザインに対しての気遣いが必要となってきます。
デザインをしていく上で、誰かに伝えるという意識が根底に存在するからこそ、人とのコミュニケーションと同じようにデザインにも気遣いが必要になると私は思います。

今回は、私自身も普段デザインを進めていく上で気を付けているポイントをいくつかご紹介したいと思います。
これからデザイナーを目指す方や、プレゼンテーション等で資料を作る方など、人にデザインを見せる機会がある方には読んでただきたいです。

文字の気遣い

文字は何を作るにしても必要となりますが、ただ文字を流し込んで終わりという事ではありません。見やすいように整えることが大切です。ちょっとした調整で、読みやすさも見た目も変わってきます。

行間&文字の間隔は読みやすさを大切に

文字詰め(カーニング)を行うことで文字の見た目が美しく見えます。書体によっても文字と文字との間隔はバラバラで、空きすぎだったり、逆に詰まりすぎだったりします。
特にタイトルや見出しのような短い文章の場合には気を遣わなければ、間の抜けた見た目になってしまいます。

また、長文となると行間も大切になってきます。詰まりすぎたり空きすぎると、どこの文章を目で追っているのかわからなくなり、非常に読みにくいものとなってします。適切な行間に指定することで読みやすさが変わります。

文字のサイズは均一ではない

ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットとそれぞれ文字のサイズが異なります。並べて見るとわかりますが、数字の方が小さく見えたり、アルファベットが下がって見えたりと、同じ文字のサイズに指定しても、実際の見た目は違います。

漢字に合わせてラインを引いてみましたが、設定前はアルファベットの部分が小さく見え、少し上に上がってるように見えます。文字の設定後は、程よくサイズも同じぐらいに設定してみました。文字のベースラインや高さを確認して、サイズや間隔を細かく調整しながら全体のバランスを調整しましょう。

画像の気遣い

画像は印象を付ける意味でデザインの顔として使われることも多いと思います。普段何気なく見てる写真も実は意識的にきれいに見えるように整えていたりします。

水平と垂直

撮影された写真を見ると、建物が斜めになっていたり、台から物が落ちそうな傾斜に感じたりします。明らかに重力に逆らってるというものに関して、水平垂直を意識しながら写真を編集すると、さらにきれいな印象を受けます。
自分で写真も撮影するという方は、撮影するときに水平垂直を意識して撮影しておくと、後から編集するときもラクに進められます。

思ったよりも水平垂直を意識するのは難しいので、普段から写真や景色を見るときに意識することが大切です。いまだに私もちょっと自信が無かったりするので、日々感覚を養うよう努力してます。

微妙なトリミングの残りを無くす

写真をトリミングをするときに見落としがちですが、被写体の近くに置いてあるものが微妙に写り込んだいたりします。トリミング前の画像を見ている人は何が写ってるのか理解してますが、トリミング後の写真を見てる人からしたら中途半端な映り込みは、写真の中でゴミのように見えてしまい印象がよくありません。入れるなら思いっきり入れる、入れないなら消す、とメリハリを付けましょう。

配置の気遣い

文字と画像などの配置に関しても、細かいところを整えるだけで見やすさもぐっとあがります。

見た目に揃える

オブジェクトの整列機能を使って、オブジェクトを中央や右揃え左揃えなど配置するときに使用すると思います。
ただ、こちらはあくまで編集ソフトの設定上の中央であって、実際の見た目上ではズレていることがほとんどです。
特に文字になると、テキストのボックスサイズで揃えてしまうため、中身の文字は揃えたいようにはなっていません。
例の画像をご覧頂くと、黄色い枠を青色の長方形の中に左右同じ位置に置き、調整前の方は編集ソフト上で青の長方形に対して文字を中央配置してみると文字が少し上に上がり、右に寄っているのが分かります。ここから調整後のように自分自身で揃えたい位置に動かしながら微調整して、きれいに整えるようにしましょう。

まとめ

まだまだ意識しないといけない点は他にもたくさんありますが、おおまかな部分でご紹介しました。
きれいに整える基本を知ることで、デザインへの向き合い方も変わるのではないでしょうか。
こちらを実践してみた後では、制作したデザインがきっと見やすく生まれ変わっていると思いますので、今一度制作したデザインを見直して、こちらを是非チャレンジしてみてください。

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