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マージン(余白)を活かしてデザインのクオリティをUP!

デザインは装飾だけでなく、全体の空間をデザインすることが大切になっていきます。そこで気を付けるのが「マージン」です。マージンとは簡単に言うと「余白」の事です。
余白と聞くと、情報の無いただの余りの空間だと思われるかもしれませんが、この余白を調整することで見え方や読みやすさが変わり、デザインのクオリティがアップします。

デザイン初心者の方はこの記事をブラッシュアップの参考にしてみてください。マージンを意識したデザインとそうでないデザインを見比べると違いは歴然です。

マージンは情報を伝える為の基礎

デザインは見る相手に情報を伝えることが大前提です。マージンもその為の役割を果たす方法の1つです。
マージンの取り方を間違えると相手に誤った情報を認識させてしまう可能性があります。それを防ぐために効果的なマージンの設定方法をご紹介していきます。

情報をグループ化して見えやすく

雑誌やチラシ、webサイトを制作する際に、マージンの取り方を工夫しながら情報をわかりやすくグループ化していきます。

次の情報と近いと見ている側は、この内容はどこまでの情報を示してるんだろう?とわかりにくく感じます。デザインとして線を引いたり、情報を囲む枠を制作していって、グループ分けすることも1つの方法ですが、マージンも同じようにグールプ分けでとても役立ちます。

例えばですが、同じコンテンツ内より次のコンテンツに移る場合は多めに余白を取ると、見ている側が自然と情報をグループとして認識して読みやすさも断然上がります。
実際、今ご覧頂いてるブログでも同じことが言えるでしょう。見出しと本文の行間に比べて、次の内容の見出しと本文の行間には十分なスペースが見られます。このように可読性が上がり、全体の内容の把握もしやすくなり、読む方に好印象を与える事が出来ます。

文字の周りはゆとりをもって読みやすく

マージンを詰めてしまうと、文字の視認性や可読性が下がる原因になります。相手に情報を伝える上で重要視するところです。

他のオブジェクトと文字が近いと見ている方に圧迫感を与えてしまい、なんだか内容がいっぱい詰まってて読むのが面倒だと感じ、遠ざける原因になると思います。文字のまわりにゆとりを持たせることで、目がそこの文字に行きやすく読むのもスムーズになります。

ルールを決める

同じ見た目の物や次の項目に移るタイミングなど、それぞれの場所でマージンのルールを決めます。ルールを決めることで、デザインの中にリズム感が生まれて情報の見やすさに繋がります。

雑誌やカタログ、webサイトなどページ数が多いものは、一定のルールを決めておいた方が制作するとき、そのルールにのっとって進めていけるのでラクに進められますし、アクセントをつけたいような場所は逆にそのルールから外すことができるので、ルールを決めることがデザインの制作過程でとても大切になってきます。

コンテンツの周りのマージンを取って注目させる

デザインのメリハリを出す時にマージンを使う事で、視線を見せたい場所へと誘導することもできます。

例えば、webサイト上のボタンをクリックさせたい場合、周りにマージンを取ることでボタンへの誘導がしやすくなります。ボタンのデザインそのものを目立たせることも大切だとは思いますが、マージンにゆとりをもたせることも目立たせるための工夫になります。

デザインの印象も変えられる

基本的なマージンの考え方が身に付けば、マージン次第でデザインの印象を変える事が出来ます。
多めにマージンを取ることでゆったりとした空間が生まれ、シンプルで洗練された印象になります。逆にマージンを狭くすることで、にぎやかだったり華やかな印象になります。

装飾だけでなくマージンも意識しながら制作することで、さらにデザインのクオリティをあげられます。
ただし、何でもマージンを空ければいいという訳でなく、伝えたい内容、制作する意図によってマージンの取り方を意識して制作を進めていきましょう。

私自身もデザインをはじめた頃はマージンの取り方に悩みました。今でも本当にこれでいいのかな?と何度か見直したります。バランスの良さを意識するのは、今回ご紹介した内容を踏まえた感覚的な部分もあるので、いろいろなデザインを見て自分で試して経験を積んでいくことがとても大切になると思います。

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