皆さんこんにちは。デザイナーの宮脇です。
最近、iPadのキーボードを購入しました。個人的にボタンが平べったい、浅いタイプが好きなので使い心地がいいです。あまり力を入れなくても、文字が打てるので、そういったキーボードが好きな方にはおすすめです。
さて今回も、イラストについて書いていこうと思います。前回に引き続き苦手なものを克服しようキャンペーンです。前回は「猫(動物)」でしたが今回は人間の「手」を描いていこうと思います。
手を描くのは苦手という方は結構多いのではないでしょうか。自分の手を見たり、資料を見たりしても結構難しいですよね。初心者の方は特に躓きやすいパーツだと思います。また、同じ手でも男女で描き分けたり、年齢で描き分けたりと難易度が高いと思います。下手なりに描いているときに意識したことなどをまとめているので、参考にしていただければ嬉しいです。
手を描いていく
今回も使用ソフトはAdobeのFrescoです。Frescoについては前回の記事で紹介しているので、気になる方はそちらをご覧ください。
基本の形は下の画像をご覧ください。水色の線は下書きです。下書きでは、骨や関節を意識しています。丸が関節です。親指は他の指と生えている位置や動き方が違うので、自分の指をしっかり観察すると描きやすいです。親指以外の指は、扇形をイメージしています。関節の位置など、意外とまっすぐではなく、アーチ状になっています。中指が一番高い位置にあり、他の指にいくにつれ段々下がっていくように意識すると綺麗に描けると思います。
下書きが描けたら、肉付けしていきます。画像では黒い線で描いています。指は第一関節、第二関節をボコボコさせるとそれっぽく見えます。また、付け根のほうが太く、指先にいくほど細くなっていきます。爪部分は、第一関節の半分を目安に描くとバランスがよく見えます。手のひら・手の甲は下書きの通り台形です。手首のほうが細くなっています。
手の描き分け
基本の形が描けたので、今度は描き分けをしてみようと思います。今回は子供、女性、男性の手を描いてみました。子供の手は小さく、ムチムチした感じで描いています。子供といっても年齢によって多少違いますが、イメージはこのような感じです。小学生の手だともう少し、細くてもいいと思います。指は短めに描いています。爪は丸めです。
女性の手は細くて柔らかそうな感じです。子供と違って、指や爪を気持ち長めに描くと綺麗に見えると思います。関節はあまり激しく描かず、丸みを帯びているのでそこを意識して描きます。指先は少しとがらせることで女性らしくなると思います。
男性の手は全体的にごつごつしたイメージです。関節など角ばっていて、筋も描き込むと男性らしい手になると思います。爪は女性より短めで、違和感がなければ指先は四角をイメージして角ばって描いてもいいと思います。
下書きはあくまで下書きなので、肉付けしたときに違和感を感じたらずらしていいと思います。
色々な角度の手
角度を変えてみたり、指を動かしてみたりと色々な手を描いてみました。資料や自分の手を参考にして描いているのですが、結構難しかったです。握る動作の時は、指が手のひらの中心に向かっていくことを意識しています。握る・持つ・こちらに向かってくる動作を描くのは練習がいりますね。下書きを描くときは、手の角度によって、指を丸にしたり線にしたりと自分がイメージしやすいように変えていました。
手を綺麗に描くためには
今回苦手な手を描いていて思ったことは、手を描くためには日ごろの観察が必要ということです。これはどんな絵を描くときにも言えることですね。また資料も大切だと思いました。画像検索すれば沢山出てくるので、画像を見つつ描けば、悩みながら描くよりも時間短縮にもつながると思います。難しいと思って今まで描くのを避けてきた方は、少しずつ練習してみてはいかがでしょうか。私もなるべく避けずに練習しようと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。